巨人「55」継承した秋広優人に阿部監督が愛のムチ…年俸800万円減、FA大物とのポジション争いも

公開日: 更新日:

 巨人秋広優人(22)が昨6日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、800万円減の2450万円でサインした。

 昨季121試合に出場し、打率.273、10本塁打、41打点とブレークしたものの、阿部監督が就任した今季は開幕二軍。わずか26試合で打率.261、0本塁打、1打点に終わった。9月の中日戦で持ち味のフルスイングができず、2打席凡退。すると、四回でベンチに下げられ、阿部監督に「何の魅力も感じなかった」とバッサリやられた。その後、二軍落ちとなり、リーグ優勝の瞬間にも立ち会わせてもらえなかった。「プロ4年間で一番苦しい、悔しいシーズンだった」と振り返った。さる巨人OBがこう言う。

「原前監督の時代は松井秀喜の『55』番の継承者ということで、優先的にチャンスをもらい、昨年は主に3番を任された。でも二軍監督時代から秋広を知る阿部監督は、テングになりやすい性格や練習量が少ないことなど、欠点を熟知している。巨人は今オフ、阪神の主砲・大山やDeNAの元首位打者・佐野といった強打者をFA補強するべく調査中。2人の大物のポジションは一塁か外野。秋広とモロかぶりですから、『自分で這い上がれ』という阿部監督の愛のムチに他なりません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因