ドジャースの「ウイニングカルチャー」はGMが現場に落とし込んでいる

公開日: 更新日:

 元選手だけに監督、コーチ、選手といった現場とのコミュニケーション能力にも秀でている。フロントと現場をつなぐ橋渡し的な役割を担う人材としては最適だ。フリードマンが彼をGMに起用したのは、まさにこのような役割を期待してのことに違いない(ゴームズの前、2019年から3年間、ドジャースには専任としてのGMは不在だった)。

 こうしたフロントと現場のコミュニケーションによる風通しの良さこそが、「ウイニングカルチャー」を生み出すのであり、ヤンキースとのワールドシリーズで見られた、隙あらば次の塁を貪欲に狙う姿勢、正しい守備、送球、全力走塁など、チームが勝つためにすべき当たり前のプレーを当たり前にこなす、といった姿勢に表れる。

 ただでさえ大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオ、さらにカーショーらの大投手を擁するのがドジャース。一流の選手が一流のデータを与えられれば活躍するのは当たり前、そして一流の選手が正しいプレーをすれば勝つのは当たり前だ。ケガなどで誰かが欠けたとしても、このカルチャーはしっかりと代わりの選手に引き継がれる。コミュニケーションも一流なのだ。

 シーズン途中ドジャースに加入したトミー・エドマンがシームレス(継ぎ目のない)にチームに溶け込み、後半戦とプレーオフで活躍したのもチームのコミュニケーション能力による部分が大きいはずだ。 =つづく

(米紙コラムニスト=ビリー・デービス)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  2. 2

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  3. 3

    松尾雄治さん(1)ゴルフ場で意識を失う…「気が付いたら病院のベッドでした」

  4. 4

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  5. 5

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  1. 6

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 7

    “スジ悪”すぎる副首都法案のボロが露呈…国会審議で維新の「大阪ありき」に集中砲火

  3. 8

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  4. 9

    はつらつプレーで4人に音楽の喜びを取り戻させた陰のMVP

  5. 10

    木原稔官房長官「国会会期延長必要ない」が波紋呼び修正…失言連発で“調整役”として機能せず