巨人・田中将大「魔改造」の効き目はいつ表れる? 名伯楽の久保コーチ2日連続マンツーマン指導

公開日: 更新日:

 この日も「魔改造」が施された。

 昨2日の巨人キャンプ2日目。屋内練習場でのアップを終えた田中将大(36)が、ブルペンに向かう。傍らには、菅野智之(現オリオールズ)を復活させて「魔改造」の異名をとる久保康生巡回投手コーチ(66)。逆傾斜を使ったネットスローなど1時間超にわたってマンツーマン指導を受けた前日に続き、この日もネットに向けて113球を投げ込んだ。

【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)

「田中将の巨人入団が決まってから、田中将の過去の投球の映像をつぶさに見返した久保コーチの見立てはこうです。昨年までの田中将の投球フォームは体の回転軸が右側に寄ってしまい、右手が下がって投げていた。横振りになっているその体の回転を、縦振りに修正することで、リリースポイントの位置が高くなり、ボールを叩くようにリリースできる。24勝無敗と無双状態だった楽天時代の2013年は理想的なフォームで投げていたとし、原点回帰が指導のテーマだとしている。横回転になって下がった右手を縦回転にして上げる、という修正のポイントは、昨季15勝と完全復活させた菅野と同じアプローチです」(チーム関係者)

 阿部慎之助監督も久保コーチの手腕を信じ、指導を一任。「良くなることだけを信じて見届けたい。久保さんの熱意に感謝」と全幅の信頼を寄せている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋