巨人の50億円助っ人マルティネス 真面目でお人よしなだけに深刻な「2つの重圧」

公開日: 更新日:

 新助っ人がベールを脱いだ。

 中日から巨人に移籍したライデル・マルティネス(28)が7日、宮崎キャンプで初めてブルペン入り。捕手の岸田を座らせて直球、スライダー、フォーク、シンカーを30球投げ込んだ。

 昨季まで通算166セーブをマーク。年俸12億円、4年総額50億円以上の超大型契約で巨人入りした。投球を見守った阿部監督は「とんでもねえな」と驚き、「フォークは遠目に見ても分かるくらい落ちていたね」とニンマリである。

 絶対的守護神として期待される剛腕は、古巣との違いについて「中日は暖かい沖縄、巨人は寒い宮崎ということ」と苦笑い。この日は寒風が吹きすさぶ中でのブルペン入りに、「中日の時はキャンプ2週目に投げていたから、1週間早い。仕上がりは80%。巨人に来たからではなくて、あくまで状態がいいから」と調子の良さをアピールした。

 中南米野球に詳しい関係者はこう言う。

「『オフは毎日練習をやっていた』と胸を張ったライデルは、ラテン系の明るさを持ちつつも、マジメな性格。寒い宮崎でわざわざブルペンに入ったのは、大型契約を結んだ自覚の表れでしょう。加えてライデルは、自分やチームのためだけでなく、母国のキューバのためにも大型契約を全うしなければいけない。年俸12億円のうち、キューバ政府の取り分は約20%ほどといわれる。4年間で9億6000万円ですからね。故障などで契約が全うできなければ母国にも迷惑をかける。それを避けたいのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状