佐々木朗希 日本での開幕2戦目登板「白紙」の裏側…上がらない球速、メジャー公式球も手につかず

公開日: 更新日:

ボールに強いひねりを加えると、どこに行くか分からない

 ヒル・コーディネーターが佐々木と話をした結果、とりあえず開幕2戦目の登板を白紙に戻すことになったのだろう。

「佐々木はいまだメジャー公認球が手につかず、制球もままならない。ホワイトソックス戦で投じたスライダーはたったの4球。ボールに強いひねりを加えると、どこに行くか分からないのでしょう。ドジャースには先発候補がゴロゴロしている。2022年に16勝したトミー・ジョン手術明けのゴンソリン(30)は目下、2試合に登板して無失点。昨年12試合に先発したナック(27)も、日本開幕に合わせたローテーションでここまで2試合に登板しています」(同)

 加えて佐々木は開幕戦が行われる東京ドームを苦にしている。22年のオープン戦と交流戦で2度、巨人戦に登板。計9回3分の2を投げ、13安打10失点とボコボコにされていることも、ドジャースの首脳陣を逡巡させている理由のひとつかもしれない。

 佐々木はあす5日、ド軍キャンプ地のアリゾナ州グレンデールで行われるレッズ戦に登板予定。先発の山本由伸(26)が4イニングを投げた後、2番手で3イニングに登板する見込みだ。

 ロバーツ監督は「彼は完成品ではないが、たぐいまれな才能がある。調整が順調にいけば才能を存分に発揮するだろう」と言いつつも、「もちろん結果も求められる」と言った。

 佐々木を開幕2戦目に投げさせるかどうか、「まだ決まっていない」というロバーツ監督の発言はおそらく事実だ。5日のレッズ戦で結果が出ないようなら、開幕2戦目の登板は流れる可能性が高くなった。

 その佐々木は4日、レッズ戦の登板に備え、先発する山本とともにアリゾナ州グレンデールのキャンプ地で調整した。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、山本由伸の親とも親しい佐々木の母親とは、いったいどんな人物なのか。昨オフは佐々木と一緒になって「メジャーに行かせてくれ!」と泥沼交渉劇を繰り広げたが、なぜ「母親」が首を突っ込んでいたのか。当時の全内幕とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳細に報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない