オンカジ騒動でまたも露呈したNPBの「丸投げ体質」…再発防止の具体的な提言いまだナシ

公開日: 更新日:

 基本的にNPBが直接処分を下せるのは、野球賭博や反社勢力との交際など、野球協約に明記されているものに限られる。今回の「オンカジ」利用の罰則は野球協約には規定されていない。12球団に判断を委ねるしかない部分はあるにせよ、たとえば韓国プロ野球・KBOの野球協約には、「オンカジ利用」の罰則が規定されている(1カ月以上の活動停止か、30試合以上出場停止)。

「榊原コミッショナーも、罰則規定の野球協約への明文化など、再発防止に向けた具体的な提言をしてしかるべきです」とは、放送関係者。

 NPBは米国のMLBに比べて、権限が小さいといわれるが、NPBの丸投げ体質が改めて露呈したといえる。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、オンカジに手を染めていたプロ野球選手たちが逮捕される可能性はあるのか。弁護士に問い合わせると、意外な回答が返ってきた。いったいどういうことか。罰金刑を超える「最悪のシナリオ」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑