佐久間朱莉 涙の初Vから4戦で2勝目も白星量産は厳しい…国内女子ツアーは“群雄割拠”

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 初日から首位で並ぶ佐久間朱莉(22)とルーキーの荒木優奈(19)。2人の「マッチプレー」は通算20アンダーの佐久間が2打差で競り勝ち完全優勝となった。

「今日の後半はすごい苦しい展開だったけど、ギャラリーの皆さまのおかげで、最後は優勝することができました。これからも複数回優勝を目指して頑張ります」(佐久間)

 4月のKTT杯バンテリン女子オープンでの初優勝は123試合目。惜敗を繰り返し成長してきた5年目の先輩が、たった10試合目の10代新人に負けるわけにはいかなかっただろう。

 それにしても、だ。涙の初Vまでは長い時間を要したが、あれから4試合目で2勝目を挙げた佐久間。長いトンネルから抜けた今季は5つや6つ勝てるのか。

「2つ勝ったことで気持ちに余裕ができたのは間違いないでしょうが、そこまでは厳しいのではないか」と、あるツアー関係者がいう。

「師匠のジャンボ(尾崎)も認めているように、ゴルフは上手い。コースマネージメントはしっかりしているし、アイアンやパットもいい。ただし、昨年の年間女王で今季から米ツアーへ行った竹田麗央(22)のようなコースをねじ伏せるほどのパワーや飛距離はない(佐久間は243.14ヤード=21位)。距離が長いコースやラフを伸ばした大会は苦労する。

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