ドジャース山本由伸は今季最短KO…球のキレを奪ったヤンキースの意地と恨み

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「それだけにヤンキースは今回、なおさら目の色を変えたのですよ」と、ア・リーグのスカウトがこう続ける。

「ヤンキースのキャッシュマンGMは一昨年の9月、山本がロッテ戦でノーヒットノーランを達成したシーンをゾゾマリンのネット裏で観戦しています。山本がその年のオフにポスティングでメジャー挑戦を表明すると、本腰を入れて取りに行った。スタインブレナー・オーナーやブーン監督が、わざわざロスに出向いて交渉したほど。ニューヨークで行われた2度目の交渉には前年にア・リーグ記録となる62本塁打を放ったジャッジも同席した。が、山本獲得に名乗りを上げたヤンキースとメッツの2球団は、ドジャースの条件をつり上げるためのダシに使われたというのです。なのに昨年から山本にやられっ放しでは、それこそ赤っ恥ですからね」

 老舗名門球団の意地と山本に対する恨みが、ようやくこの日のドジャース戦の勝利につながったようなのだ。

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