水泳連盟・鈴木大地会長は議員と掛け持ち?助成金全競技団体トップも低迷続きで募る危機感
そもそも、水連は他競技団体と比べて格段に恵まれているといっていい。
JOCの令和6年度(2024年)競技力向上事業助成金は特Aランクで、なおかつ交付額は全競技団体の中で最も多い。「選手強化活動事業」などの項目を含め、合計で2.6億円超に上る。同ランクの柔道連盟(約2.1億円)や体操協会(約1.6億円)と比較してもダントツだ。 東京五輪後、多くの競技団体が強化費を削減され、選手が海外遠征や合宿費用の自己負担を強いられるケースが増えているが、競泳は池江璃花子や瀬戸大也といったメダル候補選手が競泳強豪国の豪州に出向いてトレーニングを実施した。
潤沢な助成金、恵まれた環境ーー。一方で世間の水泳離れも指摘される。いくら鈴木会長が議員と会長を掛け持ちしたところで、本業で結果を出さなければ財布の紐を締められてもおかしくない。