水泳連盟・鈴木大地会長は議員と掛け持ち?助成金全競技団体トップも低迷続きで募る危機感

公開日: 更新日:

 そもそも、水連は他競技団体と比べて格段に恵まれているといっていい。

 JOCの令和6年度(2024年)競技力向上事業助成金は特Aランクで、なおかつ交付額は全競技団体の中で最も多い。「選手強化活動事業」などの項目を含め、合計で2.6億円超に上る。同ランクの柔道連盟(約2.1億円)や体操協会(約1.6億円)と比較してもダントツだ。 東京五輪後、多くの競技団体が強化費を削減され、選手が海外遠征や合宿費用の自己負担を強いられるケースが増えているが、競泳池江璃花子瀬戸大也といったメダル候補選手が競泳強豪国の豪州に出向いてトレーニングを実施した。

 潤沢な助成金、恵まれた環境ーー。一方で世間の水泳離れも指摘される。いくら鈴木会長が議員と会長を掛け持ちしたところで、本業で結果を出さなければ財布の紐を締められてもおかしくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  4. 4

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  5. 5

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    公明党が自民党総裁選に異例のドーカツ…「ポスト石破」本命の高市早苗氏&小泉進次郎氏に影落とす

  5. 10

    ぐっすり眠りたければ寝室のエアコン設定を25度超にしてはいけない