「大谷はヤンキースに敬意なし」と専門家…大差をつけた試合中に“居眠り”の深層
ドジャースが10-1とヤンキースに大差をつけてリードしていた五回表の守りだった。
ヤンキースに2死二、三塁とされ、迎える打者はグリシャム。次打者はジャッジという場面でベンチで居眠りをしていたのが日本時間6月1日の大谷翔平(30)だ。
ベンチの手すりに頭をつけてスヤスヤ。慌てて開けた両目をパチクリさせて周囲を見回す様は、まるで授業中に居眠りをしていた生徒のようだった。
前日のナイターでメジャートップの21、22号本塁打を放つと、この日の薄暮ゲームの試合前には中5日となるライブBPで29球。試合では2安打で勝利に貢献し、大量リードの六回に代打を送られてお役御免となったものの、生まれたばかりの赤ん坊の夜泣きもあるだろうし、寝不足だったのは想像に難くない。
しかし、大谷が居眠りをした理由はそれだけではなさそうだ。
昨年のワールドシリーズと今回の2試合でヤンキースとドジャース、彼我の差が露呈した。
例えば前日の試合だ。ドジャースのフリーマンが三本間に挟まれながらも、一塁走者と打者走者にどんどん進めと手を振るジェスチャーで指示。三塁走者のエドマンが、三塁ゴロで、あえてラインの内側を走って生還するシーンもあった。走者が捕手に重なって見えるため、三塁手に本塁へ投げにくくさせる基本的な走塁ではある。1つでも先の塁を狙う姿勢や、相手の嫌がるプレーが徹底されていた。