巨人の“虚弱”に追い打ちかけるドーム病…屋外戦績は10勝20敗1分と明暗クッキリ
「同じドームでもナゴヤの方が暑い」
夏が暑いのは今年に限った話ではないが、勝率5割前後をウロウロするなど低調な今季にあっては、屋外の暑さが追い打ちをかけているようなのだ。屋外球場を本拠地とする某ベテラン選手は「巨人の選手は東京ドームの冷房に慣れてしまい、暑さに弱い体質になってしまうのでは」と指摘し、こう続ける。
「東京ドームがダントツ快適です。ああ、次から涼しいドームへ行ける! って、みんな言いますから。同じドームでもナゴヤドームの方がちょっと暑い。東京ドームはキンキンに冷やし過ぎじゃないかな。あそこで慣れちゃうと、夏の甲子園や広島のマツダスタジアムは地獄ですよ。神宮と横浜スタジアムは下が人工芝だから熱がこもるというのはあるにせよ、そもそも関東より甲子園や広島の方が暑いですから」
巨人は本拠地・東京ドームでは25勝12敗1分けと強いが、屋外球場は10勝20敗1分け。屋外球場の苦手意識を払拭しなければ、8ゲーム差で首位を走る虎のシッポは遠のくばかりである。
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ところで貧打巨人の中で、苦境に立たされているのが坂本勇人だ。なんとか打率を2割台に乗せたものの、好機では結果を残せず、今や“お荷物”と言っても過言ではない。そんな坂本の起用法について、「いっそ4番を任せたら」と提言しているのが、球界の重鎮・権藤博氏である。いったいどういうことか。そこにはどんな意図が込められているのか。
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