ドジャース大谷の本塁打王&MVP、カブス誠也の打点王を阻むフィリーズの長距離砲
今季の勝負強さはデータではっきり
今季、前半戦は打率こそ.247ながら、30本塁打はリーグトップ32本塁打のドジャース・大谷翔平と2本差の3位。69打点は同1位のダイヤモンドバックス・スアレス(78)、同2位タイのカブス・鈴木誠也(77)らに次ぐ同5位タイ。本塁打、打点の2冠を狙える位置に付けている。
シュワーバーはこれまで球宴前日の恒例行事であるホームランダービーに2度出場し、カブス時代の18年には決勝で、ハーパー(当時ナショナルズ)に1本差で敗れている。今季も本塁打競争への参加を打診されたものの後半戦を見据えて早々と辞退したが、思わぬ形で打席に立った格好だ。
通算得点圏打率.232が示す通り、好機でのもろさを指摘されながら、今季は.247、8本塁打、41打点と勝負強さを発揮している。
フィリーズは2位メッツと0.5ゲーム差のナ・リーグ東地区首位で前半戦を折り返し。勝負強さをキープしてチームの地区連覇、4年連続ポストシーズン進出に貢献すれば、MVPの有力候補のひとりに浮上するのは必至。球宴MVPで勢いに乗るフ軍の長距離砲が日本人2人のタイトル争いで強力なライバルになりそうだ。
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そんな大谷だが、またしても「不正賭博騒動」の風評被害を被る懸念が生じているという。世界に衝撃を与えたあのイッペイ事件から1年が過ぎたいま、いったい何が起きたのか。再び米球界を揺るがした大事件とは。
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