“40歳の鉄人”玉鷲が横綱・大の里撃破! 最年長金星獲得の衰え知らずに角界騒然

公開日: 更新日:

あと5年くらい幕内で活躍しても不思議ではない

「四つ相撲の力士は型がある分、年をとって身体能力が衰えてもある程度はカバーできる。それでも40歳で横綱を撃破できる力士なんていなかった。まして、玉鷲は加齢による衰えが最大の敵であるはずの押し相撲専門。それが衰えるどころか、パワーは若い頃より増している印象です。もちろん、年齢の割に想像を絶するハードな稽古をしているにせよ、カバーできない部分があるのが普通なのですが……」

 別の角界OBはこう話す。

「若い頃に比べ、相撲が上手くなったという感じでもない。『組んだら三段目』という評価も、まったく同じです。そもそも、昔から相撲のスタイルは一貫して変わっていない。これは推測だが、力の出し方や鍛え方のコツなどを経験則で学んだのかもしれない。腕の伸ばし方、角度のつけ方など、相手への力の伝わり方は大きく変わる。いずれにせよ、40歳で、しかも押し相撲専門でここまで強い力士なんて過去におらず、角界の常識では計れない。この調子なら、あと5年くらいは幕内で活躍しても不思議じゃありませんよ」

 取組後のインタビューでは最年長金星であることを告げられ、「いい気持ちですね」と、屈託のない笑顔を見せた。

  ◇  ◇  ◇

 大相撲といえば豊昇龍の休場が波紋を広げている。昇進直後から3場所で2回休場した横綱は3代目朝潮、稀勢の里に続いて、史上3人目。その大成しなかった先輩横綱らと「不吉な共通点」があるという。いったいどういうことか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  2. 2

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    小嶋陽菜はブランド17億円売却後に“暴漢トラブル”も…アパレル売れまくりの経営手腕と気になる結婚観

  5. 5

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  1. 6

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  2. 7

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  3. 8

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 9

    「仮面の忍者 赤影」で青影役 金子吉延さんは週5日の病院通いで「ダイジョーブ?」

  5. 10

    また日本中がブラック企業だらけになる…高市首相が案の定「労働時間規制」緩和指示の醜悪