パドレス・ダルビッシュ 予定前倒し戦列復帰の裏に「生きた教材」としての役割
今後は7月末のトレードデッドラインに向けて補強に動く可能性があるとはいえ、現時点では同地区のライバルであるドジャースと比べて選手層の薄さは否めない。昨季まで12年連続ポストシーズン進出を果たしているド軍の牙城を崩すには若手投手陣の成長、働きが欠かせないのだ。
パドレスは首位ドジャースと5ゲーム差の地区2位。06年以来19年ぶりの地区優勝を狙える位置につけているとはいえ、3チームが出場できるワイルドカード争いではカブス、フィリーズに次いで3位。ジャイアンツ、レッズ、カージナルスが僅差で迫っているため、確実にポストシーズンに駒を進めるには、ド軍を抑えて地区優勝するしかない。
ダルは若手の底上げを図って、ド軍の牙城を崩せるか。
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一方のドジャースも投手陣がズタボロ状態。佐々木朗希が8月下旬に復帰するとも言われているが、こちらはまったく計算が立たず、そのシワ寄せは山本由伸に向かうことになりそうだ。いったいどういうことか。いまドジャースに何が起きているのか。
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