ドジャース大谷の今季投手初勝利を阻む「ビッグレッドマシン」…レッズ打線は序盤に警戒せよ
序盤の得点力はリーグ屈指
そんな名将のもと、20年以来5年ぶりのポストシーズン進出を狙うレ軍は、序盤に集中打が出る傾向がある。イニングごとのチーム得点は、初回80、三回74(いずれもリーグ4位)。守護神パガン(25セーブ)、セットアッパーのサンティラン(27ホールド、防御率2.70)ら、リリーフ陣が盤石なだけに、先行逃げ切りが必勝パターン。ピート・ローズ、ケン・グリフィー、ジョージ・フォスターらを擁し、1970年代に2度世界一(リーグ優勝4度)になった「ビッグレッドマシン」ばりの攻撃だ。
今季の大谷は2度目の右肘手術から復帰間もないこともあり、立ち上がりが不安定。防御率は初回が2.70、二回は4.50。「ビッグレッドマシン」が序盤から機能すれば、大量失点につながりかねない。
フリードル(出塁率.362)、マルテ(同.332)と上位打線はくせ者揃い。大谷の今季初勝利へのカベは高そうだ。
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ところで「投手・大谷」はいま、「投手生命の危機」に発展しかねない状況にある。球団は本人の意向もあるとはいえ、復帰プランを二転三転させたあげく、現時点で1カ月も前倒ししているのだ。打者としても酷使が続く中、ド軍首脳陣への批判の声も上がり始めている。いったいいま何が起きているのか。
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