(4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

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あのベテランも…

「今季、6年ぶりに復帰した37歳のドリスが試合前に黙々とランニングする姿に目を細めていました。出場機会が少ない若手でも、常に向上心を持って野球に取り組んでいるかどうかを見ている。試合前の打撃、守備、走塁練習ひとつとっても、高みを目指しているのか、ただ惰性でやっているのか。実際、今季の一、二軍の総入れ替え数は岡田前監督時代の昨季と比べて、大幅に増えています」

 そんな中、藤川監督のお眼鏡にかなわなかった選手が何人かいるという。

「一、二軍の入れ替えが多かったということは、裏を返せば、一軍登録期間が長く、優勝時に一軍ベンチにいた選手は監督が戦力として認めているということ。逆もしかり。今季ここまでわずか1試合登板の西勇輝(34)は来季が4年契約最終年ですが、その去就が注目されている。原口文仁(33)も10日に今季3度目の一軍昇格を果たしたものの、わずか10試合出場にとどまっています」(某球団編成担当)

 さらに、この編成担当は「大きな故障をしていないにもかかわらず、一軍での出場機会が少ない選手は要注意です」と、こう続ける。

井上広大(24=1試合)、渡辺諒(30=22試合)、島田海吏(29=28試合)あたりも戦力外、トレード、現役ドラフト候補になっている可能性はある。前川右京(22=63試合)もウカウカしていられないでしょう。昨季、自己最多の116試合に出場しながら今季は3度の抹消を経験、現在は二軍暮らしが続いていますから」

 オフに待ち受けるのはバラ色か血の雨か。 (つづく)

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