森保JのW杯に大いなる不安…三笘薫は「突破力に陰り」、伊東純也は「完治しない故障」

公開日: 更新日:

「伊東は欧州5大リーグの1部クラブから相手にされず」

「伊東にしても、所属していたフランス1部S・ランスが2部落ちしたので今オフ、欧州5大リーグの1部クラブにこだわって移籍先を探したが、下位クラブにしか興味を持たれず、年俸など条件面もイマイチだった。すべては昨シーズン途中に痛めた左足首のケガが長引いている上に<プレーしている限りは完治しないレベル>と判断されているからです」(サッカー関係者)

 結局、伊東はJ復帰も視野に入れつつ、欧州5大リーグの格下・ベルギー1部の古巣ゲンクに出戻り、主戦場の右サイド以外に左サイドでもプレーしているが、ゴールから見放されており、日本時間18日のシャルルロワ戦でも先発出場したものの、後半17分に途中交代。

「一方の三笘も、もともと疲労が蓄積すると切れ味がなくなるタイプだが、今シーズンはフィジカル的に万全でも、突破力に陰りが見られるようになったのが気掛かりです」(前出関係者)

 三笘と伊東の森保ジャパンへの貢献度の高さは、守備面でも大いに発揮されている。2人とも足が速く、守備意識が高いため、相手ボールになると素早く帰陣し、体を張って相手ボール奪取に徹する。守備面でも三笘と伊東が精彩を欠くとなれば、森保ジャパンにとってこれ以上のマイナス材料はない。

「伊東の元同僚でS・ランスに残留したFW中村敬介、ドイツ1部のFW堂安律がサイドアタッカーとして森保監督からの期待も大きいが、三笘と伊東と比べると攻撃面では物足りない面もあるし、守備面にいたっては大きなレベル差がある」とは前出の関係者。森保監督にとって三笘、伊東の両翼の低迷は、深刻な心配のタネなのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした