巨人・坂本勇人&田中将大が現役続行へ…シーズン終盤でともに来季への好材料も
今季2勝目となる通算199勝目を挙げたのが8月21日のヤクルト戦。だが、その後の広島戦で2回5失点でKOされると、またも二軍行きを命じられた。さるチーム関係者がこう言う。
「200勝達成は大前提だけに、199勝で今季終了なら現役続行は決まりだが、最近、良化傾向の投球内容もあって、現役続行の方向性は以前から決まっていました。今月3日のヤクルトとの二軍戦では先発で5回2安打無失点。一軍での前回のDeNA戦も、強力打線を相手に五回まで無失点。六回に右翼・中山のまずい守備もあって2失点したとはいえ、先発がコマ不足というチーム事情もある。来季も現役で十分行けるとの判断のようです」
杉内投手チーフコーチは田中将の前回登板後、「もう十分、ナイスピッチングでした。インコースもついて、フォークも振らせる作業をしっかりやっていた。ああいう気迫のあるピッチングを他の先発ピッチャーもやってくれると、すごいチームの士気が上がる」と絶賛したほどだ。
坂本の今季年俸は5億円、田中将は1億6000万円。坂本は億単位、田中将も大減俸は避けられないだろうが、大半を二軍で過ごした2人のベテランが最終盤に帳尻を合わせてきたのは、さすがというべきか……。