日本ハム新庄監督がCS目前に“来季構想”を明かした真意…「来年6ポジションは固定して行く」
そうでなくとも、新庄監督は複数ポジション制を推奨しており、ほとんどの選手が2つ以上のポジションで試合に出場。今季111試合で打率.297と活躍した郡司も、捕手、一塁、三塁、外野と起用法が定まっていない。
レギュラーか否かは別にして、中堅の五十幡、遊撃の水野、二塁の石井、捕手の田宮ら、ほぼ1つのポジションで出場を続けた選手はいるものの、前出のOBがこう言った。
「今季までの日本ハムは打順も守備位置も、誰がレギュラーかも固定されていない。相手に合わせて柔軟に戦えるメリットはあるが、選手側からすれば決まった役割を与えられた方がプレーに集中しやすい。当然、それは新庄監督も承知していたはずだが、若手主体で発展途上のチームとあり、選手間の競争をあおる必要があったのでしょう。とはいえ、連覇を許したソフトバンクを見てもわかるように、レギュラーはある程度固定した方が安定して戦えますからね」
CSから、来季への競争が始まる。
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ところで、日本ハムはこれまでポストシーズンを含めた全試合を消化しない限りは監督人事を発表しない方針を貫いてきた。ところが、今回に限ってはCS目前に異例の続投発表である。いったいなぜか。そのメリットとは。
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