ブラジル戦初勝利で見えた森保Jの重大欠陥…王国の”一軍半”に2失点、WBは日本のアキレス腱
「日本はいずれも5バックの両サイドを突かれて失点を重ねた。WGの守備は日本のアキレス腱。今後も対戦相手は日本の弱点を研究し、執拗に突いてくるでしょう。本大会に向けて改善すべき点です」
メディアが「ミラクル大逆転」と大騒ぎする後半の3得点で課題は雲散霧消しそうだが、そのうちの2得点は敵失にも助けられてのもの。MF南野拓実(モナコ/フランス)が挙げた日本の1点目は、自ゴール前で軸足を滑らせた相手CBのパスがフリーの南野に渡った。その10分後のFW中村のゴールも相手DFのクリアミスというラッキーがあった。最後はFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)が決勝点を決めたが、
「W杯ではそんなに簡単にいかない。ブラジルももっと厳しい戦いをしてくる」
と、森保監督は気を引き締めた。「目標はW杯優勝」と公言する以上、スポーツメディアと一緒に浮かれるわけにはいかない。