佐々木麟太郎「ポスティング容認問題」を巡るソフトバンクのウルトラC

公開日: 更新日:

「オーナーは常々、『世界一の球団をつくる』と豪語している。メジャーよりもソフトバンクファースト。だからこそポスティングを認めず、選手を高年俸で厚遇している。一方、オーナーは大企業のトップとして、世論の声にも敏感です。かつて1996年、豪州企業とタッグを組んでテレビ朝日を買収しようとしたことがあった。テレビ業界や新聞社などから激しく抵抗されると一転、手を引いた。彼らを敵に回すことでソフトバンクへの風当たりが強くなることを危惧したからです。ポスティングも同様に球団に対する批判の声が大きくなれば、解禁する可能性もあるとみています」

 ただし、その際のハードルは高そうだ。

「ファンが快く海の向こうへ送り出すくらいの成績を残す必要がある。ロッテ時代の佐々木朗希ドジャース)のように、ロクに活躍していないにもかかわらず、メジャー移籍をゴリ押ししても認められないでしょう。今オフにポスティングが容認された巨人岡本和真のように、主砲として数年間にわたってチームに貢献すれば、オーナーも夢をかなえてやれ……となる可能性はあります」(前出のOB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情