最大のライバル・アメリカに勝てるのか…“大谷参戦”が米国人の敵愾心を煽る一因に
「WBC前回大会決勝の九回2死から大谷がトラウトを空振り三振に仕留めて日本の優勝が決まった。あの象徴的なシーンが米国人や米国代表の意識を変えたと思う」
こう言うのは米誌コラムニストのビリー・デービス氏だ。
「トラウトは当時、MVPを3度受賞したメジャーの最強打者。米国を代表するスラッガーが大谷にやられて日本の後塵を拝した事実は米国人や米国代表にとって屈辱だった。次こそは汚名を返上しようと目の色を変えています。ア・リーグの本塁打記録を持つジャッジ(33=ヤンキース)が早々とキャプテンに就任。捕手として初めて60本塁打を放ったローリー(29=マリナーズ)も代表入りした。何より今回は投手陣が前回までと違う。サイ・ヤング賞右腕のスキーンズ(23=パイレーツ)が代表に入ったことで今後、各球団のエースクラスがメンバーに名を連ねる可能性が出てきたのです」
野手では、今季のMVP投票で4位に入ったボビー・ウィット・ジュニア遊撃手(25=ロイヤルズ)、ピート・クロウアームストロング(23=カブス)ら実力あるスター選手たちも代表入りしている。


















