横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた
伊藤一正球団代表と約30分間の話し合い。「3年総額4億5000万円」の提示は変わらなかったものの、出来高の細かい部分が煮詰められ、最高で5000万円ほどのボーナスがつくことに。自宅へ帰り、妻に「どうしよう」と打ち明けると、サラッとこう言った。
「どうせ行かないんでしょ?」
「……分かる?」
「分かるよ」
妻はすべてお見通しだった。横浜に断りを入れ、伊藤さんに残留することを伝えた。振り返れば、最後は山田監督の「一緒にやろう」という言葉が背中を押した気がする。


















