“時の人”だった田尾安志さんに挨拶して後悔 やっぱり「媚びてアピール」していると思われた
このとき俺は35歳。打撃フォームは崩れ、もう自分には実力がない、もう復活なんてできない。完全に自信を失っていた。
「たとえどこかの球団が拾ってくれたとしても、また誰かと揉めて辞めるかもしれない。また同じことを繰り返すなら、もうやらん方がいいんじゃないか」
そう思うと、ただただ気が乗らなかった。
そんな中、田尾さんのほかにもうひとり、何度も声をかけてくれた人物がいた。
ある日、携帯電話に知らない電話番号からの着信があった。
電話に出ると、案の定、聞き覚えのない声。声の主は、それまで会ったことも話したこともない、意外な人だった。



















