黒田博樹は“男気フィーバー”の裏で「しんどいです」と漏らしたこともあった

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 7月に日米通算200勝という大記録を達成したものの、5月には頚部の神経根症と右肩痛が原因で一軍登録を外れました。ドジャース時代の09年に打球を頭部に受けた影響もあるようです。開幕時も、決して本調子ではないように感じました。

 それでも第一線で投げ続けることができるのは、「男気」と評される責任感に加え、リーグ優勝への思いが強いからでしょう。カープはクロがデビューした97年から、一度も優勝していません。メジャー時代も、地区優勝はしても、リーグ優勝にはあと一歩のところで届きませんでした。

 私も選手、コーチ時代を通じ、一度も優勝経験がありません。プロで20年の年月を重ねたクロが、現役生活の終わりが近くなりつつある年に思いを成就できれば、素晴らしいことです。(※この項つづく)

▽やまうち・やすゆき 広島県東広島市生まれの43歳。尾道商高、日体大を経て、94年のドラフト逆指名(1位)で広島入団。特徴的な「UFO投法」で1年目の95年に14勝を挙げて新人王。翌年も2ケタ勝利。02年に引退後、14年まで一軍投手コーチなどを歴任。通算45勝44敗、防御率4.40。

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