「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた
ミーティングでは散々「人とはどうあるべきか」なんて説教するくせに、挨拶は無視。心の中で「このオッサン、何言っとんだ」とツッコんでいた。次の日も無視されたら、そろそろ暴れたろうかな……。結局、暴れることはなかったが、3日目も無視され、半月が過ぎた。
そして2月15日。全体練習が終わり、グラウンドでランニングをしていると、打撃コーチだった池山隆寛さん(現ヤクルト監督)が飛んできた。
「武司、監督が呼んでいるぞ。ベンチにいるから行って来い」
「え、何ですか」
「おまえ、何やったんだ?」
「いや、俺、監督としゃべったことないですよ」
「いいから早く行け」
そう言われてベンチに行くと、野村監督が座っていた。見上げて俺の顔を見るなり、こう言った。
「おい、おまえ、生意気なんだよ」
何!? と思った。すると監督はこう続けた。


















