「巨人にコンプレックスがあったんだ」 日本シリーズで米田哲也、梶本隆夫らが通用しなかった理由
米田、梶本について森本が語る。
「ヨネさんもカジさんも、もう全盛期を過ぎていたからね。ヨネさんなんかフォークボールばかりだった」
米田の決め球も、パ・リーグの打者とは違い、ボール球に決して手を出さない巨人打線には通用しなかった。
第1戦は10月16日、西宮球場で阪急・石井茂、巨人・堀内恒夫の先発投手で始まったが、5-6で接戦を落としている。
第2戦は阪急・宮本と巨人・金田正一の投げ合い。
「先発はかなり前から言われていた。あの年は調子良かったからね。スピードも一番あったんじゃないかな。王貞治さん、長嶋茂雄さんにもインハイの速球中心で攻めた」
と宮本は語る。
「申し訳ないが、ミヤの活躍はそんなに覚えていない」と悪戯っぽく笑う森本だが、宮本は8回を2安打、高田繁のソロホームラン1点に抑える。リリーフの足立と交代し、延長10回裏、長池徳士のサヨナラヒットで1勝1敗のタイに持ち込んだ。


















