1969年日本シリーズ第4戦、退場劇後に宮本幸信が大崩れした「本当の理由」
前代未聞の騒動の渦中で悲劇が起きていた。肩を故障した宮本は、黒江透修を三ゴロに打ち取った後、国松彰、末次利光に連打を浴びる。これを皮切りに打者一巡の猛攻でこの回6点を奪われ、試合は決まった。通説では「岡村の退場に動揺して宮本は打ち崩された」となっているが、真実は違った。半世紀以上を経て封印が解かれた秘話である。
翌日の『報知新聞』には土井がベースを踏んだ決定的瞬間の写真が掲載された。しかし、ホテルで新聞を見た西本監督は興奮が収まらず「この写真は作られている(合成されている)」と吐き捨てたという。
(中村素至/ノンフィクションライター)



















