村上宗隆メジャーでの好スタートを後押しする“知日派監督”の正体 方針の根底にロッテとのただならぬ縁

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卒論のテーマは「日米野球文化比較」

 ホ軍のウィル・ベナブル監督(43)はジャイアンツなど4球団を渡り歩いた元メジャーリーガーのマックスを父に持つ。マックスは1992~93年にNPBのロッテでも背番号「8」でプレー、ベナブル監督も2年間、日本に住んでいた。当時、10~11歳だったベナブル少年には日本での生活が、その後の人生に少なからぬ影響を与えたそうだ。米東部の名門として知られるプリンストン大学では文化人類学を専攻、卒論のテーマは「日米野球文化比較」だった。父親に連れられて行った日本の球場で見聞きした当時の記憶も含めて卒論をまとめたそうで、日本人の練習熱心さ、勤勉さなどが記されているという。

 MLBとNPBの練習や調整法の違いも理解しており、ベナブル監督は渡米した直後の村上にいきなりメジャー流を押し付けることはしなかった。指揮官は常々、「ムネ(村上)が日本でやってきたことを、米国でも再現できるように」と話している通り、今春キャンプでは本人の希望を聞き入れて、特例で全体練習終了後の居残り練習を認めた。

 村上の日本での経験を評価し、オープン戦から開幕当初にかけては、状況やカウントに応じた判断は任せ、ほぼノーサイン。自由に打つことが許される「グリーンライト」を認めた。

 村上にとって、心強い存在に違いない。

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