『長生きは「唾液」で決まる!』植田耕一郎著

公開日: 更新日:

 1日に1~1.5リットルも作られている唾液。食べ物をのみ込みやすくするだけでなく、口内を洗浄したり細菌の繁殖を抑える役割も担っている。

 しかし、年を重ねると唾液の量が減少し、ドライマウス(口腔乾燥症)になりやすくなる。そして、口が粘つくような不快感や口臭の原因になるばかりか、歯周病が発生しやすくなる。さらに、糖尿病のリスクも高まるというから恐ろしい。歯周病菌が歯茎から血液に入り込むと、エンドトキシンという毒物が作られ、これがインスリンを作りにくくするためだ。

 本書では、全身に悪影響を及ぼす唾液の減少に対抗するための、「口ストレッチ」を紹介。唇や舌を突き出したり頬を膨らますことによって、唾液の分泌量を増やす体操だ。また、唾液腺を直接刺激するマッサージなど、口内の若さを保つ秘訣を伝授する。

(講談社 800円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした