大人向けのお薦め、話題のコミック5冊

公開日: 更新日:

 ボストンテリアの4歳のオス「紋」は、飼い主だったおばあさんが亡くなり、ある夫婦のもとに引き取られる。新しい飼い主の妻は、以前から使いボロボロになっている敷物を取り上げようとするが、紋は渡そうとしない。おばあさんの匂いが忘れられないようだ。ある日、妻は紋がエサを食べているすきに敷物を取り上げ、処分するが、それ以来、紋は飼い主に心を閉ざしてしまう。困っておばあさんの遺族に話を聞きに行った妻は、敷物にまつわる意外エピソードを教えられる。

 その他、早朝、窓の外を散歩するグレートピレニーズと心を通わす難病の少女の物語など、6編を収録。

(双葉社 900円+税)

■家族

「蜃気楼家族4」沖田×華著

 看護師から風俗嬢へ転身、今は漫画家として活躍する著者一家のハチャメチャな日々をつづった自伝コミック。

 4巻目となる本書では、友人に勧められ性器にボディーピアスをした結果、男並みの立ちションが可能になった顛末などが面白おかしく描かれる。そんな著者が普通の人に見えてくるほど、他の家族も強烈な人生を送っている。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です