東京の真実に迫った「新・東京ガイド」本特集

公開日: 更新日:

「大東京 達人たちの散歩術」辛酸なめ子他著

 至極私的な趣の東京散歩ガイド本。執筆陣はコラムニストやイラストレーターらマニアックな面々。漫画、写真エッセー、イラストルポと体裁もバラバラだが、その「ごった煮感」が逆に面白い。下関マグロがつづる暗渠の川筋をたどる緑道散歩、元オリコン編集長でロッカーのイノマーが下北沢界隈をゆるゆるパトロール。辛酸なめ子は女性に人気のスピリチュアルスポットを独自の視点で解説・紹介。極めつきは浅羽通明の掃苔(墓参り)散歩。誰もが知っている偉人ではなく、偏屈や不運の才人奇人の墓参りが主軸。ニッチな散歩指南である。
(洋泉社 1300円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状