「覇王の贄」矢野隆著

公開日: 更新日:

 天正9年、信長に拝謁した秀吉は、主の小姓と無二斎と名乗る男の戦いを見せられる。めった打ちされた小姓はあっけなく息絶え、無二斎はさらに信長が用意した腕自慢を次々に倒していく。

 無二斎は武器は問わず一対一の戦いなら負けぬと豪語。信長から、無二斎を殺せる者を連れてこいと命じられた秀吉は、その真意を推し量り悩む。信長自慢の無二斎を本当に殺してしまってよいものか。気まぐれな信長のことゆえ、判断を間違えば自分の地位さえ危うくなると感じた秀吉は、小六が連れてきた山賊の頭領を差し出す。(「壱の贄 秀吉」)

 信長臣下の名将たちが選んだ強者と無二斎との勝負を描く連作時代小説。(光文社 1500円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本人の「知性低下」を露呈した東京五輪…政治家も官僚も私利私欲に走る

  2. 2

    菅首相の五輪強行がトドメか?衆院選まさかの「自公過半数割れ」に現実味

  3. 3

    実は計算づくだった? 石橋貴明と鈴木保奈美の「離婚発表」が7月になったワケ

  4. 4

    五輪開会式直前に演出の小林賢太郎氏が解任…やはり抜擢は“クリエイターの天皇”人脈だった

  5. 5

    小山田圭吾“陰湿いじめの舞台“となった和光学園の「共同教育」とは…担当者に聞いた

  6. 6

    小林賢太郎氏は開会式演出をクビに…“もうひとりの太郎”麻生財務大臣「ナチス肯定発言」の責任は?

  7. 7

    鈴木保奈美&石橋貴明が離婚 「ユーチューブで発表」は夫への“餞別”代わりか

  8. 8

    中居正広が「酒浸り」告白 五輪キャスター“再選出”も声かからず意気消沈の日々

  9. 9

    安倍前首相の五輪開会式トンズラ…「逃げた」「無責任の極み」と大ブーイング

  10. 10

    福山雅治が9年ぶり「ガリレオ」シリーズに意気込む カリスマ復活なるか?

もっと見る

人気キーワード