「サラリーマンの新しい掟 下積みは、あなたを裏切らない!」常見陽平著

公開日: 更新日:

 転職や起業のハードルが下がり、「自分が希望しない仕事をさせられる」=下積みの不要論が幅を利かせる今、あえてそのメリットを説いた若者向けビジネステキスト。

 芥川龍之介の「トロッコ」の出版社で校正の仕事をする主人公を例に、「自分の基礎力を高め、新たな武器をもたらしてくれる」と下積みが必要な理由を紹介。さらに手塚治虫の創作秘話や、スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチ「ハングリーであり、愚か者であれ」などを取り上げながら、「凡人は努力だけでなく、さらに工夫が必要」「強烈な失敗体験、挫折を通じて、人生の可能性は広がっていく」など「下積みの掟」を講義。(マガジンハウス 1200円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?