「バレンタインデーの秘密」浜本隆志著

公開日: 更新日:

 世界的なイベントに成長したバレンタインデーの歴史をたどる研究書。

 そのルーツをさかのぼると、死から生への再生を願う古代ローマ時代の冬至祭の行事のひとつ、ルペルカリア祭に行き着く。その後、キリスト教化とともに、聖バレンタインの殉教伝説から「愛の守護聖人の日」となったが、ローマ・カトリックは、聖バレンタインの信憑性に疑念が残ると、1969年に教会行事から排除。近代以降、脱キリスト教化を図りながら、現代では商業資本の巨大なマーケットに組み込まれ、「恋愛資本主義」によるグローバル化と大衆化が促進する。そんな「愛の日」の変貌を宗教史的・文化史的視点から概観。(平凡社 840円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網