「死を受けとめる練習」鎌田實著

公開日: 更新日:

 必要以上に怖がったり、避けたり、逃げたりすればするほど、死はつらく、苦しく、悲しいものになるという。医師として、多くの患者の最期を見届けてきた著者が、老いや死をどう迎えればよいのかをつづったエッセー。

 乳がんが転移して緩和ケア病棟に入院した90歳のハルさんは、毎年恒例の瓜漬けを家族に食べさせたいとリハビリに励み、ある日、満を持して帰宅。嫁に漬け方を教え、私物の整理の指示をして、5日後に亡くなった。その他、不幸な少年時代を過ごしたが一代で美容院チェーンを築き悪性リンパ腫で亡くなった男性など。さまざまな人々の生と死を紹介しながら、自分らしく死ぬための準備や、死の恐怖との向き合い方などを語る。(小学館 600円+税)


【連載】文庫ワールド

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”