ITにおいても産地と生産者の確認は必要

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 昨今、野菜や肉などは「生産者の顔が見える」ことが重視されているが、日々ヘビーに使っているツールの開発者ってどんな人々なのか――そこに切り込んだのが本書である。

 国内で5000万人以上が使っているスマホ用コミュニケーションツール・LINEだが、「便利だよー」や「既読スルーとかうぜぇ」のような自分が使っている実感はあり、さらには「LINEで呼び出し殺害」などの事件報道で目にすることも多いだろうが、その誕生ストーリーはそれほど知られていない。

 著者が同書を書いたきっかけは、ネット上の「グーグルやフェイスブックには創業ストーリーがある。もしLINEにもそれがあるなら読んでみたい」という書き込みにあったという。

 確かにそうなのである。私のようなIT系の仕事をしている者であっても、LINEを運営するLINE株式会社やその源流である韓国・NAVER社の実態というものはよく分からないところがある。関連する名前として「NHN」や「ハンゲーム」があり、さらには「ライブドア」を買収し、そこから「LINE」に社名を変えたりするなど、さまざまな変遷は業界外の人にとってはなかなか把握しづらい。

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