アメリカ南部の大学が舞台の“女子会映画”「ピッチ・パーフェクト」

公開日: 更新日:

 日本で学園ものといえばもっぱら高校か中学だが、アメリカでは大学ものもいまなお盛ん。ただし傑作は少なく、大ヒット作も「アニマル・ハウス」あたりまでさかのぼるか「グッド・ウィル・ハンティング」のような変化球になることが多い。と、ここにきて早くもパート2まで既に大ヒットという注目株が登場した。先週末封切りの「ピッチ・パーフェクト」だ。

 舞台は南部にある架空の名門バーデン大。不人気な女子だけのアカペラサークルが必死でかきあつめた新入生で新しいスタイルをつくり出し、最後は全米優勝を遂げるというお約束ものの典型。だが、こういう映画こそ「見る前からわかる」なんて言ってはいけない。

 主演のアナ・ケンドリックは史上2番目の若さでトニー賞ミュージカル助演女優賞にノミネートという才能だが、むしろこういうのは全員がバディ(ダチ)になる過程の笑わせ方がカギなのだ。その点、本作は製作に当たった女優エリザベス・バンクスが自身の大学時代をふまえてかなり身を入れたとみえて、ガールズもの、アカペラもの双方で手抜かりのない仕上がりになっている。舞台のバーデン大は共学の設定だが、むしろ女子大というか“女子会映画”ですな。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に