日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

アメリカ南部の大学が舞台の“女子会映画”「ピッチ・パーフェクト」

 日本で学園ものといえばもっぱら高校か中学だが、アメリカでは大学ものもいまなお盛ん。ただし傑作は少なく、大ヒット作も「アニマル・ハウス」あたりまでさかのぼるか「グッド・ウィル・ハンティング」のような変化球になることが多い。と、ここにきて早くもパート2まで既に大ヒットという注目株が登場した。先週末封切りの「ピッチ・パーフェクト」だ。

 舞台は南部にある架空の名門バーデン大。不人気な女子だけのアカペラサークルが必死でかきあつめた新入生で新しいスタイルをつくり出し、最後は全米優勝を遂げるというお約束ものの典型。だが、こういう映画こそ「見る前からわかる」なんて言ってはいけない。

 主演のアナ・ケンドリックは史上2番目の若さでトニー賞ミュージカル助演女優賞にノミネートという才能だが、むしろこういうのは全員がバディ(ダチ)になる過程の笑わせ方がカギなのだ。その点、本作は製作に当たった女優エリザベス・バンクスが自身の大学時代をふまえてかなり身を入れたとみえて、ガールズもの、アカペラもの双方で手抜かりのない仕上がりになっている。舞台のバーデン大は共学の設定だが、むしろ女子大というか“女子会映画”ですな。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事