「世阿弥の世界」増田正造著

公開日: 更新日:

 能の完成者にして、その芸術理論が現代のさまざまな分野に影響を与えている世阿弥の作品と精神を読み解く能入門書。

 世界に現存する最古の演劇である能は、600年以上にわたって演じ継がれてきた。鬼夜叉と名乗り希代の美少年だった世阿弥は、父・観阿弥とともに舞台に立った折に将軍・足利義満の目に留まり、その寵童となって最高の教育を受ける機会に恵まれた。長じて世阿弥は、「死」の視点から「生」の時間を眺めるという逆転の発想による「夢幻能」という最大の「発明」に至った。

「井筒」などの代表作や、秘伝書「風姿花伝」などを解説しながら、その作劇術や芸術論の神髄に迫る。(集英社 760円+税)



日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    藤原紀香vs天海祐希「サザエさん」主演で明暗くっきり?

  2. 2

    セイン・カミュは事務所独立問題がこじれ芸能界から消えた

  3. 3

    藤原紀香と“共演NG” 天海佑希以外にも挙がった女優の名前

  4. 4

    東京五輪男子マラソン“第3の男” 大迫と設楽は今後どう動く

  5. 5

    千葉被災者から怒りと悲鳴…支援金わずか13億円という冷酷

  6. 6

    東京五輪マラソン“最後の1枠”を決めるMGCはこんなに不公平

  7. 7

    土屋太鳳&山崎賢人まさかの4度目共演…焼けぼっくいに火?

  8. 8

    G原監督 オーナー絶賛も“独裁”拍車で「短命政権」の可能性

  9. 9

    CMや配信で復活の兆しも…「のん」が干された決定的な理由

  10. 10

    田原俊彦が干された真相…「BIG発言」だけではなかった

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る