「サスペンス映画ここにあり」川本三郎著

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 復員兵のジョニーは妻のヘレンが愛人と一緒にいるのを見て、怒って家を出る。雨の中を歩いていると、ヴェロニカ・レイク扮する美女が車でホテルまで送ってくれる。ジョニーは「男は誰でも君に会ったことがある。夢の中で」などとキザなセリフを言って別れるが、その夜、妻が殺された。そして、かの美女はヘレンの愛人の妻だったことが判明する。(「青い戦慄」)

 ファム・ファタルや暗黒街が登場する1940~60年代のサスペンス映画55本を紹介。フリッツ・ラングの「口紅殺人事件」では「サイコ」より前にシャワールームの殺人が描かれているなど、著者ならではのウンチクがいっぱい。

(平凡社 2800円+税)

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