「腐ったリンゴをどうするか?」釘原直樹著

公開日: 更新日:

 職場の〈腐ったリンゴ〉、つまり手抜きをする人間がいると、それが全体に広がってしまう。そのために〈腐ったリンゴ〉を排除することが必要になる。対策としては個人や集団に対して目標を提示したり、パフォーマンスの即時フィードバックのようにポジティブな手段や、手抜きをした者に罰を与えるなどのネガティブな手段があるが、個人と集団に対して積極的対策を同時に実施することがいちばん有効である。ただ、一見、怠け者に見える者が、他の人の自尊心やモチベーションを高めて、間接的にいい影響を与えていることもある。

 どんな職場にもいる〈腐ったリンゴ〉への対処法を大阪大学大学院教授が指南。(三五館 1300円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」