「よみがえれ!老朽家屋」井形慶子著

公開日: 更新日:

 住みたい街ナンバーワンの吉祥寺で破格の老朽不動産を手に入れ、住宅兼店舗にリフォームするドキュメンタリー

 老後の楽しみにイギリス雑貨を商う店を始めようと思い立った著者は物件探しを開始。しかし、その人気故に物件は少なく、出ても予算オーバーなものばかり。それでもアンテナを常に張り巡らしているとついに理想の物件に出合った。人気商店街の裏手、15坪で2980万というその家はありとあらゆる条件にぴったり。下見に行きその場で購入を決断する。しかしリフォームも、工務店選びから、進まない工事、老朽ガス管によるガス漏れ騒ぎと難航する。完成までのその詳細をつづりながら、日本の住宅問題などにも言及する。(筑摩書房 860円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」