「チェ・ゲバラ」伊高浩昭著

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 1959年のキューバ革命政権樹立に貢献した伝説の革命家の実像に迫る評伝。

 チェ・ゲバラこと、エルネスト・ゲバラ=デラセルナは、1928年、アルゼンチンの中流家庭に誕生。幼いときから持病の喘息と闘い続け、長じて医学を志す。医学生時代、6歳上の親友・アルベルトと大型バイクで南米踏破の旅に出て、貧困の過酷さや不公平さ、米国支配の現実を目の当たりにする。やがてメキシコのアレルギー研究所で働き始めたエルネストは、医師を求めて病院に飛び込んできたキューバ人の友人と再会。彼の紹介で、1955年、フィデル・カストロと出会い、2人はすぐに意気投合する……。その思想と行動から女性関係まで39年の生涯をたどる。(中央公論新社 880円+税)



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