「住んでいるのに全然知らない!?『住まい』の秘密〈一戸建て編〉」 加藤純著

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「壁の中や床の下はどうなっているのか」など、知っているようで知らないことばかりの「家」の基礎知識が学べる教科書。

 ハウスメーカーは、家族が快適に暮らす延べ床面積を1人当たり8坪で計算するそうだが、敷地に余裕がない都市部では厳しい。ある設計者は4人家族の戸建て住宅に必要な最低延べ床面積は25坪とし、1人増えるごとに5坪を目安に足すという。その他、間取りを表す日本固有の「何々LDK」という表記の由来、昔ながらの尺貫法が混在する住宅の寸法をめぐる秘密、1平方メートルあたり180キロの重量に耐えられるよう設計されている床など各部の構造、そしてガスや水道・電気などライフラインと家の関係まで。マイホームの建設・購入を予定している人はまず一読を。(実業之日本社 800円+税)



【連載】新書あらかると

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