「人間らしさ」上田紀行著

公開日: 更新日:

 個人がデータ化される現代のシステム社会にあって、人間らしさとは何か、人間らしい行動や生き方とはどういうことかを考察した教養エッセー。

 人類の行動パターンがビッグデータとして蓄積されると、将来、ロボットがその人の過去のデータから、どんな映画を見るべきか、何を食べたらよいか、すべての行動において最適解を提示するようになる。しかし、そうした社会は、人間の尊厳を傷つけ、生きる意味が見えない社会を作り出してしまうと危惧。

 スリランカでフィールドワークした悪魔ばらいの儀式など、さまざまなエピソードを紹介しながら、交換可能として扱われている人間の存在のかけがえのなさを取り戻すために、どうすべきかを考える。(KADOKAWA 800円+税)



日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん急死 昵懇だった三浦春馬さんの死と自身の不調

  2. 2

    巨人のドラフトとFA補強にソフトBの壁 争奪戦ガチンコ必至

  3. 3

    山口達也逮捕の裏に“臨時収入”か TOKIO再結成は完全消滅

  4. 4

    竹内結子さん急死の謎 家庭と仕事の両立に金銭的な重圧も

  5. 5

    収入すべてを使い切る生活 今の暮らしでは4年後に老後破綻

  6. 6

    竹内結子さんと三浦春馬さんに「共通項」…心理学者が分析

  7. 7

    巨人と阪神が熱視線 ドラ1候補近大・佐藤の気がかりなキズ

  8. 8

    原巨人がついに着手する“リストラ”作業 FA補強の影響は?

  9. 9

    阪神には行きたくない 糸井2世も敬遠する球団の構造的欠陥

  10. 10

    菅政権で内紛 総務相めぐる“嫌がらせ人事”に麻生氏激怒

もっと見る

人気キーワード