「心臓の力 休めない臓器はなぜ『それ』を宿したのか」 柿沼由彦著

公開日: 更新日:

 著者らが発見した心臓の「NNCCS」(非神経性心筋コリン作動系)というシステムについて解説した医学テキスト。

 1日におよそ10万回もの拡張と収縮を繰り返す心臓は、多くのエネルギーを消費。エネルギーとともに産出される活性酸素という猛毒を浴び続けても、心臓自身に自らを癒やす能力があるために実際に心臓が活動を停止することはない。しかし、実はその能力を発揮するには、心臓は根本的な問題を抱え、死に至ってもおかしくない「つくり」になっているのだとか。にもかかわらず、死なないのはなぜか。そのカギを握る神経伝達物質アセチルコリンが、心筋細胞で産出されている事実を明らかにしながら、心臓がなぜ過労死しないのかの謎を解く。(講談社 900円+税)



【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る