• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

「黒田日銀 最後の賭け」小野展克著

 壮大な社会実験ともいえる日銀の異次元緩和を検証する経済テキスト。

 異次元緩和は、通貨の価値を傷つけ、堕落させることに本質があり、円の威厳をおとしめ、人々の希求を円から退けることこそが狙いだという。円が輝きを失うという「期待」が広がれば、消費者は欲望を取り戻し、モノやサービスへの衝動が蘇るのではないか。そんな人々の期待に働きかけるメカニズムを動かす意表を突いたシナリオなのだ。

 そうした異次元緩和の意味と背景の分析から、異端の政策といわれるリフレ政策がアベノミクスの看板政策になった理由、黒田総裁の人物像、氏が主導した世界に類例のない金融政策転換の舞台裏、そして「出口」への道筋までを考察する。

(文藝春秋 780円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝鮮半島のパワーゲームで日本は…共同通信・磐村氏に聞く

  2. 2

    元立教大生に聞いた 「奨学金破産」で人生転落するまで

  3. 3

    映像は地味だが…「ポツンと一軒家」好視聴率で健闘のワケ

  4. 4

    米が次期戦闘機ゴリ押し 安倍政権は血税1400億円をドブに

  5. 5

    可愛い“宝物”は24歳に…「孫」がヒットの大泉逸郎さんは今

  6. 6

    “玉木宏ロス”の癒やしに 坂口健太郎だけが持つ3つの魅力

  7. 7

    官邸が“裏口入学リスト”回収…不正合格事件が政界に波及か

  8. 8

    広島・菊池、ソフトバンク柳田も…地方の大学生を見逃すな

  9. 9

    歌手・女優の坂本スミ子さん パルムドール表彰式の思い出

  10. 10

    テレ東「ラストチャンス」原作者 江上剛氏が見どころ語る

もっと見る