「世界はこのままイスラーム化するのか」島田裕巳、中田考著

公開日: 更新日:

 ある研究所の推計によると、世界のイスラム総人口は、15年後に現在の約16億人から22億人近くに急増し、世界人口の26.4%を占めるまでになるという。日本も、移民の受け入れが始まれば、イスラム化は免れない。本書は、宗教学者の島田氏と、イスラム教徒でありイスラム研究者でもある中田氏が、世界の中で存在感を増すイスラムについて語り合った対談集。

 ユダヤ教からキリスト教が生まれ、2つの宗教の影響を受けてイスラム教が成立したという従来の日本人の見識は間違っていると、成り立ちなどの基本から解説。さらにイスラム原理主義の源流ともいえる法学者イブン・タイミーヤから税金制度まで。彼らの教えや行動原理を学ぶ。

(幻冬舎 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か