「政治家・橋下徹に成果なし。」薬師院仁志著

公開日: 更新日:

 大阪維新の会は自分たちの実績を紹介するとき、橋下市長就任以前から大阪市債残高の漸減は始まっていたのに、自分たちの実績に見せるなどの情報操作を行っている。

 また、経済苦の女子高生が私学助成を訴えたときは「日本は自己責任の国だ」と切り捨てたのに、人気取りのために3年後、民主党の政策に上乗せして私立高校授業料の補助金制度を創設した。

 常に場当たり的で、政治家として実績を挙げていない。また、既に住民投票で「大阪都構想」が否定されたのにもかかわらず、再挑戦を口にし、政界引退を表明しながら新党結成をもくろんでいる。社会学者が橋下徹のいかがわしさを検証する。
(牧野出版 1400円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず