企業が“創造的個人”を育てる 「ホワイト企業」が目指すこと

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「ホワイト企業」永禮弘之、瀬川明秀著

 超高齢化による定年延長の一方で早期退職勧奨などが迫ってくる現代 いきいきと働くにはどうすべきか――?

 従業員を自殺にまで追い込むブラック企業に対して本書のいう「ホワイト企業」とは?

 まず企業は単なる組織ではなく、創造的な能力を持った個人の集まりであるべきといい、こうした個人を「クリエイティブ・キャピタル」と呼ぶ。高度な専門性を持ち、みずから創造的学習を繰り返してイノベーションを巻き起こせるような人材。それ以外の人々の平均年収は今後400万円で頭打ちになるのではないかという。これは現状から15%減という厳しい数字。

 しかし、人材開発のプロと日経のアナリストからなる著者2人は種々の調査を引いて学歴格差が経済格差につながると主張し、「ありのままの自分」を肯定してはいけないと説く。要は自分で自分のモチベーションを上げ、向上心を絶やさずに努力することが「創造的個人」への道というわけだ。かつてその努力は組織への忠誠心となったが、現代ではすべての目標が個人=自己への信頼につながり、生きがいの確立に寄与するのだ。

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